風俗のバイトはスカウトから求人サイトへ

風俗業界に足を踏み入れるきっかけは?

「借金ができた」「引っ越しをしたい」「学費を払わなければならない」など、女性が風俗業界に足を踏み入れる理由は様々です。
しかし、未経験で風俗のバイトを始める際はなかなか勇気がいるもの。しかも、客として風俗店に足を踏み入れる機会のある男性と違って、女性の場合は自分が働くか、友人・知人が働いていたりしない限り、おぼろげに「Hなことをする場所なのだろうな」ということは分かっても、詳しい内容を知ることは出来ません。
一体、どんなことをしているのか?、どれくらい稼げるのか?、どこで募集情報を見れるのか?など分からないことばかりでしょう。

求人誌の誕生をきっかけに激変した風俗のバイト事情

一昔前までは、AVや風俗などで働くきっかけは「スカウトマンに声を掛けられて」という女性がほとんどでした。女性の皆さんも新宿などで声を掛けられたことがあるのではないでしょうか。
スカウトマンは巧みなトークで風俗の仕事へ誘導します。スカウトをきっかけに入店した女性の多くは「まさか自分がヘルスやソープランドで働くとは思ってもいなかった」と、よく口にします。もちろん、そこには高収入を稼げるという点が彼女たちの背中を強く押したことは言うまでもありませんが。

90年代から風俗求人雑誌が登場 しかし、1990年代前半から風俗求人誌がコンビニなどで安価で買うことが出来るようになると状況は一変します。
今まで新人の入店はスカウトマンに頼りっきりだったはずが、求人誌を見て女の子の方からバイトの面接をしに来るようになったのです。
つまり、女の子は風俗で働きたくても、どうしたらバイトが出来るのか分かっていなかっただけなのです。その為にお店の窓口としてスカウトマン経由でバイト先を探していたのです。
この流れは街角のラックに風俗の求人のフリーペーパーが置かれる事でさらに加速し、次第に女の子が自ら応募して風俗の世界へ足を踏み入れることが当たり前となりました。

近年では、インターネットが身近な存在となったおかげで、雑誌やフリーペーパーから求人サイトへと移行しました。女の子たちは自分のスマホやパソコンで、一般的なバイトを探すように風俗の求人情報を見ることが出来るようになったのです。
求人サイトの利点は、クリック一つで気になるお店のホームページへも飛ぶことが出来ることです。さらには口コミサイトや掲示板サイトもある為、様々な角度からお店の情報を集める事が出来ます。お店の雰囲気や働いている女性の年齢層や外見、サービス料金の価格帯などを事前にチェックすることで、スカウトマンの中間マージンの都合による恣意的な選択肢に悩まされることがなくなったのです。
その結果、風俗でバイトをする女性の8割が自ら応募をして入店をしており、スカウトマン経由での入店は全体の2割ほどに減ってしまいました。

スカウトマンを利用しない弊害

自らバイト先を探して「よし、働いてみよう!」と決意した女性は、お店に面接の予約を入れます。ですが、面接をしてもらえたからといって、全ての女性が採用される訳ではありません。むしろ、実際には面接で「落とされる」ことが少なくないのです。
多くの女性が「風俗だから、誰でも雇ってもらえるだろう」と思いやすいようですが、3〜6割程度の女性が面接で落とされるのが現実です。特に、高級店や有名店などでは、採用率は1割程度。9割の人は働くことが出来ないのです。もちろん、そのようなお店はお給料が破格なので、見返りが大きい分、そこで働きたい女性にとっては狭き門となるのです。
その点、スカウトマンにお願いすると、女の子のレベルに合わせたお店しか紹介しない為に不採用となることはありません。しかし、スカウトマン経由で入店すると、自分の給料の数パーセントがスカウトマンへ渡されることになります。
一見、勿体無い様に見えますが、風俗の面接で落とされるのは精神的に辛いものです。何故なら女性としての存在を否定された気持ちになるからです。なかなか採用されずにお店で働く前から精神を病んでしまう女の子も少なくないので、バイト先を自分で探すのか、スカウトマンにお願いするのかは、柔軟に判断した方が良いと言えるでしょう。

どうしてもバイト先が決まらない時の裏技

面接で落とされることが続いて、気持ちも落ちてしまっている時には、自分の考え方をちょっと変えて、あえて自分の希望するお店よりも1ランク低いお店の面接を受けることをオススメします。
例えば、22~28歳くらいの女性であれば、あえて人妻店に応募してみるといった具合です。この場合、100%ではありませんが、恐らく面接に合格することでしょう。
この時に気をつけて欲しいことは、自分はその程度の女なんだと思わないで欲しいということです。風俗に限らずに仕事と言うのは経験がものを言います。あなたがバイト先を決めきれない理由は、何も容姿に関わることだけとは限りません。見た目がだらしなかったり、言葉遣いが汚かったり、自分勝手な性格を面接スタッフが感じているのかもしれません。
そのようなマイナスポイントは、働いて経験を積むことで成長することが期待出来ます。その為に長期的な観点からも、早く経験を積める環境に身を置くことこそが、あなたの就職活動を有利に運ぶ為の裏技となるのです。
この記事を読んでいる女の子の中に、働く気はあるのに、なかなかお店が決まらないという方がいたならば、少しでも参考になる点があれば幸いです。